遊びを通した子どもの心のケア JAPT研修会を実施

2025年2月19日

2月15日(土)、緊急時の子どもへの対応ガイドライン作成に向けた研修の一環として、一般社団法人日本プレイセラピー協会(JAPT)の本田涼子先生による「遊びを通した子どもの心のケア」研修会を長野市生涯学習センターにて開催しました。
臨床心理士・公認心理師としてご活躍されている本田先生のお話は大変わかりやすく、参加者の方々は周囲の方とのコミュニケーションを通して、ご自分の幼少期の遊びを思い出したりと、終始和やかな雰囲気で研修が進みました。

子どもの対応をする際には、セルフケアもとても大切であるということで、まずは日常の中で簡単にできるセルフケアを実際に体を動かして皆で体験してみました。
深呼吸をする、温かいものを飲む、空の雲を眺める、好きな香りを楽しむ、手足の指をグーパーするなど、知っていれば、少しの時間でできるものばかりで、ふとした時に思い出してやってみたり、自分の好きなセルフケアをメモして見えるところに貼っておくとよい、ということも教えていただきました。

災害後やストレスを受けたとき・つらい体験をした時などに、子どもはお腹が痛い・眠れない・イライラする・ぐずる・怖がるなど体や心でサインを出し、行動面でも赤ちゃん返り・落ち着きがなくなる・前は好きだったことをしなくなるなど、様々なストレスサインを見せるそうです。
このような状態のときに、大人が穏やかな声やアイコンタクトをし、共感したり、気持ちを受け止め、一緒に遊ぶことができると良いということで、遊びの力を存分に生かす遊びとして、構造遊びと自由遊びについて教えていただきました。

構造遊びは、動物の真似をする、替え歌を歌う等、大人側から遊びを提供し、つらい体験後の反応を緩和し、人とのつながりを再び感じることにより安心し、適切な対処方法を身に着けさせるために役立つということです。
それに対して、ごっこ遊びやお絵かきなどの自由遊びは、遊びという子どもにとって最も自然な表現言語を使い、体験・感情・思いを無理なく表現できるもので、大人が見守る・受け止めることによって、子どもの心のケアを促進することができるということです。

自由遊びで大切なことは、「子どもの遊びに寄り添う対応をすること」で、実際におもちゃを使ってごっこ遊びをしながら、対応を練習してみました。
指示をしたり、教えてしまうなど、子どもの遊びの邪魔になる対応をわざとしてみることで、された時にどんな気持ちになるかを体感し、その後に、遊びへのあいづちや、気持ちを言葉にする「寄り添う対応」をして、遊びが自由に展開していく心地よさを感じることができました。

実践を伴った2時間の研修は、大変意義のあるものでした。
参加してくださった皆様方が、それぞれの現場でこの研修の成果を生かしていけることと思います。
本田先生、遠方よりお越しいただき、本当にありがとうございました。

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